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社 殿

本殿、釣殿、幣拝殿の三棟 (国指定重要文化財) 
 

 

 

 ◎重要文化財指定の経緯

 

大正13年

古社寺保存法により特別保護建造物に指定


昭和4年

法律改正により国宝に改称


昭和25年

文化財保護法の施行にともない、重要文化財に改称


本殿(ほんでん)

三間社流造り、建坪10坪74
神座のある建物。社殿三棟のうち最も奥に位置する。木割りや、かえる股の沢瀉(おもだか)(水草の名)、手挟などの彫刻および繰形は雄大であり、桃山時代の風を帯びている。


釣殿(つりでん)

両下げ造り、幣殿に接続、建坪3坪36
本殿と幣殿をつなぐ小さな建物。江戸時代初期の様式で、柱は角、床は板張り


幣殿(へいでん)

入母屋造り、一方は拝殿に接続、建坪8坪99
神職が奉仕し、祭祀を行う場所。桁行、梁間は各3間、丸柱


拝殿(はいでん)

入母屋造り、建坪33坪02 桁行5間、梁間3間
参拝者がお参りするための建物。前方正面に千鳥(ちどり)破風(はふ)を大きく構える。幣・拝殿の斗拱(ときょう)、手挟(たばさみ)の手法から見て江戸時代初期に属する。